「もう限界…」と涙したあの日。ワーママ3年目でやっと見えた光

わたしのこと

育休から復帰して、気づけばあっという間に3年目。復帰当初、まさか自分がここまで働きかたを見直すことになるなんて、思ってもいませんでした。

今日は、そんな私の「働くママ」としての3年間を、1年目、2年目、そして現在の3年目に分けて振り返ってみたいと思います。


育休復帰1年目:毎日が初めての連続だった

1歳半での入園。生まれてからずっと24時間一緒にいた存在を預ける寂しさ、不安でいっぱいでした。

しかも、夜間授乳もまだ続いていた時期。睡眠が細切れのまま、果たして仕事ができるのかと体力的な不安もありました。

でも、子どもはすぐに園に慣れ、楽しそうに通う姿に救われました。連絡帳での写真付きの記録も、私の心を安心させてくれました。

働き方は時短(9時〜16時)、基本は在宅勤務。1年半以上ぶりの仕事復帰で、社会人としての勘すら怪しい状態。会社の体制やメンバーも大きく変わっていて、最初は戸惑いの連続でした。

パソコンや携帯は自宅に届いていたものの、出社の機会がない中で「まず何をすれば?」という状態でスタート。けれど、周囲のサポートと、業務ボリュームを調整してもらえたおかげで、少しずつ慣れていきました。


育休復帰2年目:やりがいと無理の境界線

保育園にもすっかり慣れ、生活リズムが整ってきた2年目。ところが、4月に早速異動があり、新たな業務にチャレンジすることに。

やりがいのある仕事で、取り組み自体はとても楽しかったのですが、次第に忙しさが増していきました。特に下期に入り、体制変更と上司の交代により、負荷がぐっと高まりました。

6時間勤務のはずが、12時間働く日々。自分でもコントロールができないまま走り続け、気づけば心身のバランスを崩し、3月には耳が聞こえになくなる症状に。

耳鼻科の医師からは、2週間の休職指示。日頃から連携をしっかりしていたこともあり、チームには迷惑をかけずに済んだものの、「やってしまった…」という思いと、これまで自分だけではなく子どもにも我慢をさせていたよなという後悔でいっぱいでした。

この時、はっきり思いました。「自分をすり減らす働き方は、誰も幸せにしない」


ワーママ3年目:やっと見つけた“光”

心も体も崩れかけた2年目を経て、3年目は「無理をしない」ことを何より大切にすると決めました。

子どもは新しい保育園に進み、環境の変化も大きい時期。もし体調を崩しても、メンタルに揺らぎが出ても、私はしっかり受け止めてあげたい。そのためには、まず私自身が健やかでいなければならないと強く思いました。

上司には、働き方を見直したいという思いを正直に伝え、強みを活かしながら無理なく働く方向で擦り合わせ。意識が変わると、不思議と毎日が楽しくなり、気持ちにも余裕が生まれました。

帰宅後は、子どもとドリルをしたり絵本を読んだり、ごっこ遊びをしたり。笑顔で過ごす時間が格段に増えました。

物理的な働き方を大きく変えたわけではありません。でも、“自分がどう働きたいか”を意識して動くようになったことが、すべての始まりでした。

今は、1日7時間前後の稼働でしっかり成果を出せている実感があります。2年目よりむしろパフォーマンスは上がっているかもしれません。


「もう限界…」と涙を流した2年目の終わり。

でも、その経験があったからこそ、私は自分にとって大切なことに気づくことができました。完璧じゃなくてもいい。周りと同じじゃなくてもいい。笑顔で、心地よく働ける日々を、これからも大切にしていきたいと思います。

そして、今、同じように悩んでいる誰かの心に、少しでも届きますように。

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