労働の“しくみ”を学んでみた。第一種衛生管理者の取得体験記(資格記録)

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働くことにまつわる法律や制度、あなたはどのくらい知っていますか?
私は新卒時代から「働く」というテーマに興味があり、実際に社会人として経験を積むなかで、もっと深く知ってみたいと思うようになりました。
今回紹介する「第一種衛生管理者」は、労働環境や健康管理の“プロ”になるための国家資格。
少し地味に見えるかもしれませんが、実際に取得してみると、仕事への向き合い方が少し変わってくるような、そんな資格でした。

第一種衛生管理者とは?〜資格の概要と合格率〜

「第一種衛生管理者」は、労働安全衛生法に基づく国家資格で、一定規模以上の職場で労働者の健康管理や作業環境の衛生管理を担います。
製造業・建設業・化学工場など“有害業務”がある職場では必須の存在とされており、会社によっては「この資格を持っていないと衛生管理者として選任できない」というケースもあります。

実はこの資格、「第二種衛生管理者」という区分もあり、違いは以下の通りです。

種類対応業種
第一種衛生管理者全業種対応(有害業務を含む)
第二種衛生管理者非有害業種のみ(例:事務・販売など)

せっかく勉強するなら、将来的な選択肢も広がる「第一種」を取っておくのがおすすめ。

【試験概要】

  • 合格率:約45〜55%(年度により変動)
  • 試験時間:3時間
  • 試験範囲:関係法令、労働衛生、労働生理(この“生理”分野が一番やっかいという声も)
  • 実施場所:全国の安全衛生技術センター
  • 実施頻度:ほぼ毎月(地域による)

勉強のきっかけ〜「働くこと」への興味から

この資格を目指した理由は、ただのスキルアップではありませんでした。
就活時代から「働くこと」そのものに関心があり、人材業界の企業にも興味を持っていた私。
すでに取得していた「ビジネスマネジャー検定」をきっかけに、「もっと労働に関する法律や制度を知りたい」と思うように。
社労士など難易度の高い資格も検討しましたが、当時少し疲れていたこともあり、“学びながら前向きになれる”くらいの難易度の資格を選びました。


使った教材と勉強スタイル

私の勉強スタイルは、王道の“紙派”です。

  • 書店で購入したテキスト&問題集
  • 過去問10年分(本番形式で繰り返し)

まずはテキストを一周して知識をインプット。
次に、問題集を解きながら出題傾向をつかんでいきます。
「新しいことを知るワクワク」と「問題が解けるようになる達成感」を楽しみつつ、繰り返し解いて定着を目指しました。
本番前には「間違いやすい問題だけをまとめたノート」を作って、移動中や直前の見直しに役立てました。


試験当日のこと〜五井駅は遠かった!

試験会場は、関東の方にはおなじみ(?)の「関東安全衛生技術センター(五井駅からバス)」。
とにかく遠い、そして不便!笑
試験は午後スタートで時間に余裕はありましたが、体力的にはそれなりにハード。
でも、これまでの積み重ねがあったからか、落ち着いて問題を解けて、楽しく終えられました。
※ちなみに、現在は東京会場(港区の竹芝)があるので安心です。


無事に一発合格!その後のこと

受験後は、次回の試験申し込み用紙を念のためもらいましたが……無事に一発合格!
「もうあの五井に行かなくていいんだ」とホッとしたのを覚えています。笑
勤務先の人事担当者からも「すごいね!」と一言もらえて、それだけでも取得した甲斐がありました。

特別な手当がついたわけではないですが、「労働」のしくみを体系的に学んだことで、会社の制度や働き方をより俯瞰して見られるように。
結果として、視野が広がったのが一番の収穫だったと思います。


この資格、おすすめしたい人

こんな人におすすめ!

  • 労働法や衛生管理について体系的に学びたい人
  • 将来、衛生管理者や人事の仕事をしたい人
  • 国家資格にチャレンジしてみたい人

頑張ればしっかり合格できる資格なので、自信を持っておすすめできます!


最後に:学ぶって、やっぱり楽しい

何歳になっても「学ぶって楽しい」。
アウトプットを意識しながら勉強を進めていくと、知識がちゃんと身になるのを感じられて充実感も倍増です。
特にこの資格は、“働く”ことの意味や背景を知るきっかけになりました。
もし、あなたも同じように「働くことに関心がある」と感じていたら、ぜひ挑戦してみてください!

次回は「キャリアコンサルタント」についてお届け予定です🌱

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