社会人キャリアは失敗・・・?②暗黒期➖心療内科受診

わたしのこと

異動をきっかけに、仕事に苦しむことになった私は、その後とても長く辛い日々を過ごすことになりました。

もがいても溺れていく日々

お恥ずかしい話、私はこの時まであまり大きな挫折というものを味わったことがありませんでした。
全くないということではないのですが、失敗したということがあっても、その後に成功するということをしてきていたので、どうしたらいいか分からない。お先真っ暗ということは、正直なかったように思います。
大学も現役で第一希望の学校へ。4年間で卒業し、第一希望の企業に就職。
「やれば出来る、成功するまで続けていれば失敗することはない。」漠然とそういった考えがありました。

しかし、異動の後は何だかずっとボタンを掛け違えているような感覚で、一生懸命いろいろなことを試すのですが、一向にうまくいかない。
今振り返ると、同僚や上司と上手くいっていなかったわけでもないですし、仕事ぶりも「うわ〜、この子仕事できないな」ということではなかったかと思います。ミスをすると言ったわけでもありませんでした。
ただ、自分の中で、「期待には必ず応えたい。それも期待通りではダメ。必ず期待をしっかり超えていって、”ひなたぼっこ☀️さんは、やっぱりすごいなぁ!優秀だなぁ!”と言われたい」
という思いがあったのだと思います。

あまりこれまで向き合ってこなかった、自分の内面の部分。
完璧じゃない、優秀じゃない自分なんて認めていいわけがない。そうやって、自分で自分を苦しめている側面も強かったのでしょう。
異動したばかりで、色々とやり方も違う中で、すぐに目を見張るような成果を出すというのは、そもそも難しい話なのに、「なぜそれができないんだ!」と自分を責めて苦しくなっていきました。

責め続けながらも、自分なりに要因を振り返ってチャレンジをし続けましたが、どうもうまくいかない日々が続きました。

勇気を出して心療内科へ

自分が優秀でなければという強迫概念が強かった私は、「心療内科」にいくことにも強く抵抗感を覚えていました。
しかし、夫に勧められたことと、色々と自分なりに頑張ってやってみても埒があかず、苦しみが増すばかりの光が見えない毎日を過ごす中で、
藁にもすがる気持ちで、勇気を出して受診することを決意しました。

心療内科は行ってみて本当によかった。この時の私には本当に必要だったと断言できます。
ただ、クリニックによって、先生によって対応が異なっていたりしますし、本当にもう無理!と思っても電話をしてみると受診予約が取れるのが2週間先、1ヶ月先などはザラなので、
もし同じく苦しんでいる方がいらしゃるのであれば、どうかギリギリまで耐えずに早めにぜひ受診してほしいなと思います。

初回はしっかりお話しを聞いていただき、自分が正常な状態ではないことを知ります。
今の自分の心は無理をしているんだな。。。と。
ただ、初めて行った心療内科は、ちょっと雰囲気が合わないこともあり、別のところへ変えることにします。

セカンドオピニオンー服薬の開始

次に行った心療内科は、本当に良いところでした。結局2年近く通うことになります。
しっかりと受け止めてくださり、寄り添っていただける先生でした。
最初は、自分で今の現状をしっかり認識してということをスタートし、
それでもなかなか良くならず、ついに服薬も開始することに。

心療内科の受診にかなり勇気が必要だった私は、それと同等以上に「向精神薬」の服用に抵抗がありました。
何だか、自分が自分ではなくなるような気がして。
すでに普段の自分が壊れている状態ではあるので、それを少しでも楽にするために服薬をするわけなのですが、壊れていることがなかなか認めきれなかったんだろうと思います。

大きな怪我をしたら、治す必要があるな!とすぐ認められるはず。でもメンタルの話となると、なぜか認められない。
この私がメンタルを病むなんておかしい。周りからどう思われるのか。このままだと私のキャリアはどうなってしまうのか・・・・。
本当に大きな不安と闘っていました。

お医者さんからの寄り添い型での説得もあり、服薬を始めたのですが、心療内科のお薬は症状や人によっても合う合わないがあるらしく、
飲んだら一気に良くなった!!ということはありませんでした。
ただ、少しマシになった感覚はあり、「ちょっとでも、光が見えたかもしれない。溺れる・・・という状態からは抜けられるかもしれない。」という希望になりました。

何より、睡眠系のお薬によって眠ることが少しでも出来るようになったことが良かったです。

通院、服薬しながらの勤務

通院と服薬をしながら、もちろん仕事は続けていました。

少しだけ楽になったとはいえ、仕事は変わりません。うつ病になったことがある方であれば、共感していただけるかもしれませんが、集中力がなくなったり、パワーがそもそもなくて疲れやすかったりして、体力的にもしんどかったです。

今でこそ、リモートワークができる会社も増えたかと思いますが、当時は週5日フルで出社していました。これまでのお話しでも触れているように、私は他人の目がとても気になるタイプ。

特にうつ病になってからはそれが強くて、トイレに立つだけでも、かなり神経をすり減らしていたことを覚えています。また、まだうつ病のことを周囲に伝えていないわけですから、これまで通りのパフォーマンスをしないといけない。

心身ともに疲れ果てていましたが、何とかこれまで通りの自分を演じていました。

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