〜何度でも立ち返りたくなる、私の心のバイブル〜
■ この本を手に取った理由
この本を読むのは、実はもう4回目くらい。
心がちょっと疲れてしまったときや、新しい一歩を踏み出したいと感じたときに、自然と手に取ってしまう一冊です。
最初に読んだのは、社会人になって少し経った頃。
小説のような雰囲気だけれど、実は中身は自己啓発本。
頑張りながら悩んでいる女性に寄り添い、励ましてくれるような内容に、当時の私はとても救われました。
読むたびに「明日からまた頑張ってみよう」
「今の私でも、十分に幸せかもしれない」と、前を向ける気持ちになります。
■ 本のあらすじと魅力
はあちゅうさんの『とにかくウツなOLの、人生を変える1か月』は、
なんとなく毎日がつらい――そんな倦怠感を抱えたOL・奈緒が主人公のストーリーです。
偶然見つけた「メンタルジム・ヒカリ」に通う中で、カウンセラーのヒカリさんと対話を重ね、
奈緒は自分自身の悩みと向き合っていきます。
仕事、恋愛、お金、人間関係、ダイエット…
現代を生きる私たちが日々感じていることを丁寧に描きつつ、
読者自身にも問いかけてくれる構成になっています。
特に印象的なのが、ヒカリさんの言葉の数々。
たとえば、
- 「頭の中を変えるには、まず言葉を変えてみる」
- 「迷っているうちに、運は逃げていく」
- 「“幸せ”と“お金”を切り離せないうちは、本当の幸せにはたどり着けない」
など、短いけれど心に残る言葉が随所に登場します。
また、ヒカリさんが毎回奈緒にお茶を淹れる描写もとても印象的。
その温かさや香りが、読んでいる私たちにも静かな癒しをくれるように感じられます。
■ 読後に感じたこと
内容を知っていても、読むたびに心が整っていく。
そんな一冊です。
落ち込んでいるときには、「こんなに悩まなくても大丈夫」って、やさしく背中を押してくれる。
前に進みたいときには、「自分の気持ちの向け方次第で、環境の見え方も変わるよ」と教えてくれる。
ヒカリさんとのやり取りを読むうちに、まるで自分がカウンセリングを受けているような感覚になり、
不思議と視界がクリアになっていくのを感じました。
■ さいごに:自分にやさしく、心にエネルギーを
この本は、私にとって心の再起動ボタンのような存在です。
毎日をがんばる自分に、ときには立ち止まる時間を。
そして「また、前を向いて歩いていこう」と思わせてくれる一冊。
落ち込んだ時、気持ちを整えたい時、新たなスタートを切りたい時――
そんなタイミングで、きっとやさしく力をくれる本です。
読書で心を整える時間、あなたもぜひ取り入れてみてくださいね☀️
コメント