社会人キャリアは失敗・・・?⑥暗黒期➖2回目の休職でどん底へ

わたしのこと

キャリア志向が強いがために、1回目の休職から急いで復職をしたために、すぐに2回目の休職になってしまった私。
2回目の休職に入ってすぐはどう過ごしていたのかをお伝えします。

始まった2回目の復職

2回目の復職が始まってすぐは、酷い自己嫌悪に陥っていました。
自分の価値の無さ、生きている意味の無さを嘆いては涙が止まらない日々を過ごしていました。

これまでは、必死に毎日を過ごしていたところから、急に抜け殻になったような気分で、何もかもがどうでも良くなるような感覚でした。
少しでも良い学校に行けるように勉強を頑張り、第一志望校に合格する、就職でも第一志望の企業に内定する、もちろん努力をしてきましたが、これまではどちらかというと順風満帆だった人生。
それが休職→復職→休職となることで、一気に敗北者ルートの人生になったなと思いました。

今でこそ、別に人生はやり直せるし、無理をし続けることのほうが良くないよ!
と思うのですが、当時は周りは人生成功者と言えるような人たちばかりの中で、他者との比較をして自分の底辺具合が辛く感じるのでした。

1日何もしないという初めての経験

休職に入って何をしていたかというと、「何もしない」をしていました。
これまでは、”何か遅れてしまうことへの恐怖”がとっても強く、少しでも成功者ルートから外れることが怖くて怖くて仕方ありませんでした。
そのため、1回目の休職の際には、資格の勉強をしてみようかなとか、少しでも早く復職できるようにするために毎日綺麗に身支度を整えて、朝には散歩に出かけるようにするなど、自らに”タスク”を課していました。

ただ、2回目の休職となり、絶望が強く「もうどうにでもなれ!」と思ったため、
人生で初めての「何もしない」をしてみました。
ヤケになってやったというのはもちろん、心身ともに限界を超えており本当に動いたり考えることができなくなっていた、という理由もあります。

1日本当にただ寝ているだけ、お腹が少し空いたら食べる。料理もしない。お風呂も入りたい時に入る。
(1日1回は入らないと気分的に嫌だなと感じていたので、入らないことはしませんでしたが、真昼間に入ったりしていました。)
最初は罪悪感がありました。
きっと今他の人たちは仕事をしているのに、私は時間を気にせず寝ている。
ほかの人たちが一生懸命仕事をしている時間に、私はお風呂に入っている。
夜更かししても、明日も決まった予定ややらなくてはならないことはないから、構わない。

こんなことは人生で初めてだったので、申し訳なさ、自分だけズルいのではなど感じていました。

「それでいい!」医師の言葉で自信がついた

そんな日々を過ごし、2週間に1回の心療内科受診の日。
「休職に入ってから、本当に何の生産性もない日々を過ごしています。無気力で。
ほかの人は学校で学んでいたり、仕事をしていたり、家事をしていたり子育てをしていたり。
私は何もしていない。」
とありのままを伝えました。

すると、
「それで良いんです!!ようやく、”何もしない”ができたんですね。それをして欲しかったから、大成功です!花丸ですよ!」
とお医者さんが言ってくれたのです。

え!?と思いましたが、「それでいい」と言われ、少し気持ちが救われました。
今の自分はそんなに状態が悪かったのか、まずはしっかり休むってそういうことだったのか。
などと頭の中で考えながら、何とも言えない気持ちで病院を後にしました。

夜に夫にもその日の話をしました。
「良かったね!お医者さんもそう言っているんだし、本当にこれまでのひなたぼっこは、頑張りすぎていたんだよ。今はしっかり休むとき。急いで何かをしようとするんじゃなくて、今は何もしないをするところからだね。それが結局近道なんじゃないかな。」
と夫は言ってくれました。
そうか、これが結局近道なのか!と思い、医師からの言葉もあり、今やっている”何もしない”をすることに自信を持つことができました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました